Thomastik-Infeld JF344 フラット弦 インプレッション

Ibanez GSR180に付属していたニッケルのラウンド弦からThomastik-Infeld ( トマスティック・インフェルト ) JF344というフラット弦に変えた。

フラット弦は過去に2つ試したことがある。ダダリオのミディアムゲージクローム製フラット弦(ECB82)とGHSのステンレススチール製のフラット弦(M3050)どちらも好みのサウンドではなかった。ダダリオはブライトなギラギラした音で人工的に聞こえた。GHSはフラット弦の中でもダークなサウンドを求めて選んだ。ただ、当時張ったベースとの相性が良くなかったため、良し悪しの判断が難しい。求めているサウンドをフラット弦の中で見つけるのは難しい印象があった。コントラバスの弦をリサーチしている時に、Yuri Goloubev氏がトマスティックというメーカーを勧めていたことから、同メーカーのベースギターの弦も気になりだした。サウンドハウスで購入して¥9,280だった。他のフラット弦と比較して値段は高いが、10年以上使用していると多数のユーザーから聞く。

Ibanez GSR180に張って弾いた。ラウンドのギラギラ感は消えたが、かといってハイが出ないことはなく、コード弾きでも埋もれることなくピッチがクリアに聞こえる。一方でラウンド弦の音色とは異なり、フラット弦独特のタイトでダークな音がする。ラウンドとフラット弦のいいとこ取りをしたような印象を受けた。過去使用していたダダリオ、GHSと比べると一番弦のテンションが低く、弾きやすい。また、GHSのように完全にダークさに特化したようなフラットではなく、ミッドレンジが出るので音の輪郭が分かるバランスの良い弦だと思った。今後弦が馴染んでいくと共に、音がどのように変化するか気になっている。

9/21 追記: 表面がベタつくのが気になる。速いフレーズが弾きづらいかもしれない。

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