Phil Jones フィル・ジョーンズ NANOBASS X4C ベースアンプ インプレッション

Phil Jones NANOBASS X4Cが届いた。このアンプを購入したキッカケは、今月末にYamahaのサイレントベースを買うので、折角だからベースアンプも今のアンプ(Greco の10W ギターとベース兼用アンプ)より良いものにしようと思った。アンプは安いアンプしか使ったことがないので、X4Cとハイエンドモデルとの違いは分からない。一方でX4Cの音はとても素直に感じた。楽器特有のオーガニックなサウンドがする。また、前の10Wアンプと比べても、今まで感じられなかった低音域を感じることができて、聞き取れる情報量が増えた。ラウンド弦特有のザラザラした表面のごく僅かなスライド音も初めて聞き取れるようになった。Youtubeで例えると、前の10Wアンプが240pだったのに対して、Nanobassは一気に解像度が2Kまで上がった感じ。

スペック上35Wで前のアンプ10Wと比べて音圧に大きな違いがあるかと思ったが、この点に関してはあまり大差がなかった。物理的な設計としてX4Cはかなり小さいので、35W相当の音圧が出にくいのかもしれない。ここは推測でしかない。この点に満足できずに別のベースアンプを購入しようとするベーシストはいるかもしれない。

とはいえ、サイズは小さく軽いし、モバイルバッテリーを使えば公園で演奏できたり、Bluetooth or Auxケーブル接続でバッキングを流しながら演奏できたり、多用途に使えるツールだと感じた。Bluetooth or Auxを個別で音量調節できる設計になっているのも良い。アクースティックジャムする時はX4Cとベースギターがあれば、いよいよエレアコベースは必要なくなるかもしれない。X4Cはモバイルバッテリー対応のベースアンプとしては世界初らしく、今後も別メーカーからバッテリー対応が増えてくれれば面白くなりそう。

サボテンと並べた。小さい

追記10/6

サンプルが揃ってきたのでNanobassの音質面での良い点について書く。

1: 10WのアンプからAuxケーブル経由でヘッドホン越しで聴いた音

2: 2000円程度の安いirigコピーをモニタリングからヘッドホンで聴いた音

3: Nanobass X4Cのmicrophoneからヘッドホンで聴いた音

これらの三つを比較したら3が圧倒的に良かった。楽器のオーガニックなサウンドをそのまま捉えているように感じる。

モバイルバッテリーで稼働する様子

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